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酸素カプセルは、気圧を高めたカプセルに入る事により、血液に解けた溶解型酸素を増やします。

溶解型酸素は、ほとんど大気中には存在せず、ヘンリーの法則（液体に溶け込む気体の量は、その気体の圧力に比例して増加する）に従い、酸素カプセルなどの高気圧環境化において高濃度酸素を吸入すると溶解型酸素の量を増やす事ができるのです。

通常の赤血球のヘモグロビンと結合して体中に運ばれる結合型酸素と違い、この溶解型酸素は、分子のまま血液に溶けるので、直径が大きい結合型酸素がなかなか行き渡りにくい毛細血管の隅々にまで酸素が行き渡ります。
酸素バーは、気圧は高めずに高濃度酸素を吸うことで、酸素分子は多く体に吸い込まれますが、気圧が大気中と変わらない為、それらの多くは溶解型酸素ではなく、あくまでヘモグロビンと結合する事で血液中を移動する結合型酸素です。ヘモグロビンの量は限りがあるので、ヘモグロビンと結合できる量は限られてしまいます。

当院の高気圧酸素カプセルは、ヘモグロビンと結合しなくても血液に分子のまま直接溶ける溶解型酸素であるとともに、通常使用されている酸素カプセルに比べ、高気圧設定の為、より効果的に血液中に酸素が運ぶ事が出来るのです。